シンギュラリティに向かう過程でどのような変化があるのだろう、素人が未来を妄想する【後編】
前回の続き
それでは前編の続きです。前編を読んでいない方はシンギュラリティに向かう過程でどのような変化があるのだろう、素人が未来を妄想する【前編】をご覧ください。
医療編
医者ロボットが医療業界を牽引
診察は全面的に医者ロボットが担当し、的確な処置が施される
医者ロボットは365日24時間フル稼働、来院者の待ち時間はゼロに
病院に行くまでもないがチョット不安、そういう時はテレビ電話診察
サービスは向上の一途を辿り、医療費も大幅に安くなる
新薬開発 ×ナノテクノロジー
新薬開発の速度が増してあらゆる病原菌に対抗できるようになる
遺伝子解析が進み、先天性の病気への対応策が生まれる
ナノテクノロジーが発達し、人工細胞が大活躍、平均寿命が倍になる
デリバリー医療の確立
ドローン×医者ロボットによって過疎地域・山間部等の病院不足問題に終止符
救急医療に大きく貢献、来院時の心肺停止率が大幅に低下する
救急車出動件数の増加と同じ問題、モラルなき患者が社会問題になる
若返り、健康づくりのための医療へ
アンチエイジングを目的とした医療ケアが盛んになる
健康保険制度、医療保険制度が抜本的に見直される
不老長寿、不老不死の研究が成果を出し始める
米倉さん「わたし失敗しないので」ロボット先生「当たり前ですよね」の世界
政治編
政治家評価ロボットによる情報提供、見える化
評価ロボットによって正確かつ公正な情報が得られるようになり国民歓喜
マスコミ不信が加速、各社の政治思想による偏った情報発信体制が根絶される
公約達成率や政策実現期待値が百分率で示され、国民の政治理解が高まる
政府の拡張知能としてロボットが政治に参画してくる
議員歓喜、ロボットに相談することで政策実現後の未来がシミュレーションされる
国民は支持不支持をリアルタイムでロボットに意見送信できる、議員ざわつく
なんか政治がAI主導になってないか?それでいいのか?と国民がざわつく
AIの政治介入に賛成する人、反対する人の間で意見衝突、国民がざわつく
選挙管理ロボットが普及
投票所運営から開票作業まですべてロボット処理になるのでラクラク
投票終了時間の1秒後に選挙結果が出るのでワクワク感に欠ける
初めて投票所運営が完全ロボット化する時の投票率は超高い&初体験が面白い
ロボット政治家が立候補する
歴史、最新政治動向をプログラム&自己学習するロボット議員が各党から出馬
国民が理解できないぶっとんだ政策を提言し、あえなく全員落選する
数年後、「あのサイボーグ野郎は正しいことを言ってたんだ」と国民が反省する事態になる出来事もあり、徐々に信用度を獲得していく
最高知能を持った人工知能は必ず政治に利をもたらす&国民はいつの時もざわつく。
経済編
先進国の経済成長速度が急加速
先進国の労働生産性は倍増し著しい経済発展を遂げていく
発展途上国との格差は広がり続け、年々深刻になっていく
先進国ではベーシックインカムが導入され、富の再分配が行われる
観光資源の豊富な国が急成長を遂げる
過渡期の混乱が地獄モード
人工知能×経済に関する識者は企業に集中するので、法整備が後手後手に回る
産業構造が未体験のものになるので一般層目線での先行きの見えなさが異常
どの国もお金の実質価値が短期的に乱高下し、予測・分析に疲弊
倫理的な問題の議論がなされぬまま、人口知能に依存する経済になる
一番頭のいい人工知能を開発する国が世界経済を牛耳る、インドとか凄そう
人工知能による産業革命が成功し先進国は安泰、でも結局一番を開発した国が優勝
さいごに
今回は医療編・政治編・経済編を妄想しました。政治や経済は人工知能の導入の前に議論が激化しそうですが、素早い意思決定と変化を恐れぬ国にアドバンテージがありそうですね。
さいごに1993年公開にも関わらず、シンギュラリティやロボット化に警鐘を鳴らしている映画を紹介して終わりたいと思います。それではみなさんも良い妄想を楽しんでください。
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参考サイトや動画など
・すでに進んでいる医療×AI
・ワトソンとは?
・具体的なデータが見える記事
・AI政治家の開発
・経済産業省の第4次産業革命への羅針盤
良いことばかりじゃないだろうけど楽しみ!