【リフレーミングの術】失敗は成功の素、コールド負けこそサクセスストーリーの幕開け【視点をチェンジ】
最近、僕と嫁さんの間でリフレーミング戦争が繰り広げられています。相手のネガティブ思考や失敗に対してポジティブ爆弾をお見舞いしたり、ある事象に対して相手が気づいていない別の見解をドヤ顔とともに示すというものです。
最初のうちはただの悪ノリ&言葉遊びの一環だったわけですが、なかなかどうして視野が広がったり前向きになれたりと良い効果を実感します。ということで今日はリフレーミングがテーマです。
リフレーミングとは
リフレーミング(reframing)とは、ある枠組み(フレーム)で捉えられている物事の枠組みをはずして、違う枠組みで見ること
ざっくり言うと「ものはかんがえよう」みたいなことです。
言葉のリフレーミング
言葉のリフレーミングはポジティブシンキングに繋がります。否定的な言葉を肯定的な言葉に変換するだけで、プラスの感情が生まれる不思議。ぜひ家族や仲間など身近な人のネガティブ言葉を狩ってあげてください。また、狩ってもらってください。
言葉のリフレーミング例
- 優柔不断→慎重に比較検討できる
- 臆病→冷静、危機管理意識が高い
- 飽きっぽい→冒険心、好奇心旺盛
- 怒りっぽい→気持ちに裏表がない
- 無鉄砲→行動力あり、がむしゃら
言葉のリフレーミングは短所を長所に変えるような置き換えの術。単なるポジティブシンキングに活用できるだけでなく、自分や他人の性格を深く理解することにも繋がります。
気楽な言葉遊びのつもりでも表裏一体を知ることができる
内容のリフレーミング
内容のリフレーミングはピンチこそ最大のチャンスみたいな発想です。うまくいかなくて停滞していることや失敗そのもの。
いわゆる壁にぶち当たった時に発動させると効果的。前向きに壁を乗り越える方法を探れたり、そもそもこの壁って乗り越える必要性があるのか?と冷静になれたりします。
内容のリフレーミング例
「仕事で失敗してしまった」
失敗経験が未来に活かせる
次回失敗するリスクが減った
自分の弱み・苦手分野を認識できた
「恋人とケンカしてしまった」
お互いに関心がある証拠です
相手のことを理解するチャンス
自分のことを理解してもらうチャンス
「試合でコールド負けしてしまった」
強豪が強豪である理由を分析できる、そして盗める、よって高まる
やられたらやり返す倍返しだ!の気持ちが養われて努力の密度を上げるチャンス
サクセスストーリー的に考えれば俄然オイシイ展開
「テストで100点満点中20点でした」
0点や10点から見たら格上
80点分の伸びしろを確認しました
次回100点を取れば100点をとった事実にプラスして「20点だったお前が!すごいよ!」みたいな謎の加算評価が生まれる、ラッキー
「なんか家電が一斉に壊れた」
何回も電気屋さんに行く手間が省けた
一気に環境が変わって人生が面白くなる
まとめ買いによる値下げ交渉ができる
内容のリフレーミングは失敗は成功のマザーということ。ネガティブやマイナスをそのまま受け取って落胆していてもつまらない。闇の中こそ光に気がつきやすい、そのようにポジティブな側面を捉えようといった感じだろうか。現実主義を気取って、そこそこ馬鹿にしてしまいそうな考え方だと斜に構えたいところですが、なかなか効果があるので不思議です。
思考停止、ネガティブエンドを避けられる可能性が極めて高い
状況のリフレーミング
状況のリフレーミングはミスや失敗が起きた時、別の状況だったらプラスに作用する要素があったのでは?と考えてみること。反省や振り返りに取り入れると絶大な効果を発揮します。
状況のリフレーミング例
「会議中、すぐに揚げ足ばっか取ってくる奴がいるムカつく」
会議前に相談する状況を作る事で、高い注意力を持つ人に細かく指摘が受けられる
「朝時間がなかったのでお着替えを手伝ったらイヤイヤ期全盛の子どもにぶっ飛ばされた」
時間があれば気の済むまで一人で挑戦させてあげられた、しかも子どもの着替えスキルが身につけば手もかからなくなるだろう
「なんだこの店!僕のハンバーグだけ小さいじゃないか」
なんの努力もせずダイエットが推進できた
「クレーマーがうるさいムカつく」
熱心に改善策構築に協力してもらっている、しかも無料で
「風邪をひいて力が出ない」
ゆっくりするチャンス到来、映画でも見て休みを満喫しよう
状況のリフレーミングはうまくいかないものを一変させるヒントになります。意識すると大抵のことにプラスの要素が潜んでいることに驚かされるでしょう。
成功も失敗もプラスもマイナスも状況次第ってこと。あ〜る〜よ〜ね〜
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おわりに
さいごにリフレーミング関連で有名な例題を紹介して終わります。派閥Aと派閥Bどちらの意見に賛同あるいは共感できますか?また、あなた独自の別意見が思い浮かびますか?トライしてみましょう。
ある靴の販売メーカーが世界進出を模索し、調査に乗り出しました。リサーチャーは言いました。「国民全員が裸足の国があった。ちょっと会議しようぜ。」あなたならどう捉える?
派閥 A 国民全員が裸足?靴なんて売れるわけなかろう!ターゲット選定間違え過ぎ!
派閥 B 国民全員が裸足だと!ブルーオーシャンじゃないか!急いで販売準備だ!
派閥 A 仮に売れるところまで持って行けるとしても莫大な宣伝コストがかかるぞ!
派閥 B 宣伝は口コミで大丈夫じゃない?一人を満足させられれば勝手に広がるって。
正解はありませんが双方の枠組みに立って考察すると面白くないですか。
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