Suchmosのライブに揺れた会場、スペシャミュージックアワード2017に行ってきた【中編】
それでは前編の続きを。前編を読了していない方はコチラからどうぞ。
まだまだ続くアワード
授賞発表はまだまだ続きます。
超ド真面目プレゼンター登場
ここでプレゼンターとして登場したのはZeebraの兄貴。仕切りの上手な兄貴は色々なテンションのチャンネルを持っています。授賞式なのでフリースタイルダンジョン的なテンションはないと思っていましたが、マジメを超える超ド真面目テンションで登場。
クラブ関係者が一丸となって風営法改正への要望を取りまとめ、行政と協働して最善を追求した事例を挙げたりしながら、「まちと音楽の共存」を呼びかけていました。アワードとかTOKYO MUSIC ODYSSEYの枠にとどまらない呼びかけ。静かに淡々と未来を語る姿が不良教師っぽくてカッコよかったです。んで上手、話し方。声質最強。もう日本のナレーションの仕事全部Zeebraに任せようぜ。
「SPACE SHOWER MUSIC AWARDS」プレゼンターとして登場したZeebra! #スペシャアワード pic.twitter.com/Ky8CkKfg8M
— TOKYO MUSIC ODYSSEY (@TYOMUSICODYSSEY) 2017年3月7日
話題沸騰
プレゼンターZeebraから「BEST HIP HOP ARTIST」の発表。WINNERはKOHH。今や飛ぶ鳥を落とす勢いのHIP HOP界の異端児が受賞しました。宇多田ヒカルさんの最新アルバム「Fantôme」収録の「忘却 featuring KOHH」への参加について話が及びました。「打診があった1週間位前、ちょうど宇多田ヒカルさんとやりたいって話を関係者としていた。」というエピソードが吐露され、Zeebraは「引き寄せたんだね。」と返していました。すごい話ですよね。
昨年あたりからHIP HOP界は良好な盛り上がりを見せています。色々なスタイルのカッコイイラッパーが誕生し続けていますが、中でもKOHHは異質のスタイルがありますね。ライブもバシバシ完売。これからも伝説を作り続けてくれるでしょう。
「BEST HIP HOP ARTIST」はKOHH! #スペシャアワード pic.twitter.com/QF3WtP8nuP
— TOKYO MUSIC ODYSSEY (@TYOMUSICODYSSEY) 2017年3月7日
世界照準余裕の人
続いての賞は「BEST GROOVE ARTIST」でした。この賞は中田ヤスタカさんの手に。中田ヤスタカさんが登壇するとリオオリンピックの閉会式で楽曲が使用された功績が称賛されました。(東京のイントロダクション)本人は「人生であるかないかの貴重な経験。」といった内容をコメント。エレクトロの魔術師は今後も新境地を開拓しながら我々の心を躍らせてくれるでしょう。この人の曲って電子音楽なのに風化速度が遅いですよね。テーマがわかりやすくなるまで洗練されていて、1曲1曲がストレートでシンプル。それらが"ヤスタカらしさ"の音に集約されています。スタイリッシュという一言で済まされるべきではないでしょう。
「BEST GROOVE ARTIST」は中田ヤスタカ! #スペシャアワード pic.twitter.com/Ae2anFIu2w
— TOKYO MUSIC ODYSSEY (@TYOMUSICODYSSEY) 2017年3月7日
ポップスター
続々と賞が発表されていく中で、いよいよ「BEST POP ARTIST」の番。トロフィーが渡ったのは、平井堅さん。平井堅さんしか着こなせないガウンのようなものを羽織って登場。受賞発表後はライブで美しい歌声を響かせてくれました。曲目は「魔法って言っていいかな?」と「僕の心をつくってよ」でした。曲間のMCが面白く、会場を笑わせていました。「こんなに静かな曲なのにスタンディングで聴くの?元気ですね。」「次曲もしっとり盛り上がらない曲だけど座らないの?いいならいいけど。」とオーディエンスと距離感の近い会話式MC。歌も素晴らしい、面白い、顔面カッコイイのトリプルスリーで客席の心を鷲掴み。
MVの制作も好きらしく「今までもインド人になってみたり、ある時はインド人になってみたり、そしてインド人になってみたり、、、。」と笑わせながらも「平井堅迷走してるなって思われるくらいの挑戦をしていきたい。」と抱負を語っていました。
「BEST POP ARTIST」は平井堅! #スペシャアワード pic.twitter.com/lGpt4p8P8x
— TOKYO MUSIC ODYSSEY (@TYOMUSICODYSSEY) 2017年3月7日
徹底したライブ演出
続いての賞は「BEST LIVE PRODUCTION」。この賞はライブの企画演出が優れていたアーティストに授与される賞だそうです。セカイノオワリのみなさんが受賞。スクリーンには実際のライブの様子やオーディエンスを巻き込んでエンターテインメントしている様子が映し出されていました。僕が驚いたのはドーム公演?だったかな。なんか大きな木の下がステージになっているもの。あれゴイスーですね。
「BEST LIVE PRODUCTION」はSEKAI NO OWARI! #スペシャアワード pic.twitter.com/y7Py3JYvty
— TOKYO MUSIC ODYSSEY (@TYOMUSICODYSSEY) 2017年3月7日
GTAやりたくなる
海外のアーティストに贈られる「BEST INTERNATIONAL ARTIST」はBruno Marsが受賞。ビデオで喜びのコメントを届けてくれました。陽気なのは結構ですが、こちとらBrunoさんの曲が流れるとGTAやりたくなるんで自重していただきたいです。
「BEST INTERNATIONAL ARTIST」はBRUNO MARS! #スペシャアワード pic.twitter.com/gtLfLrdqm5
— TOKYO MUSIC ODYSSEY (@TYOMUSICODYSSEY) 2017年3月7日
エネルギー全開芸術家
次は「BEST ACTIVE OVERSEAS」です。この賞は上原ひろみさんが受賞。現在は海外ツアーを回っているそうです。受賞後はコメントだけではなく、感謝の曲を届けてくれました。スクリーンに映し出されるのは上原ひろみさんの超絶技巧&解放的な表現力。MCのせいこうさんは「これ贅沢なライブビューイングじゃん!」と言っていましたが、まさにその通りでした。感謝の曲は手を抜いた付け焼き刃的なものではなく、きちんとそのために披露されているものであり、カメラも複数台設置されている中でカットの切り替わる編集を想定しているものでした。(編集もカッコよく施されていた)良いものを届けようとする姿勢に感動を覚えました。
「BEST ACTIVE OVERSEAS」は上原ひろみ! #スペシャアワード pic.twitter.com/hrscfjpAEg
— TOKYO MUSIC ODYSSEY (@TYOMUSICODYSSEY) 2017年3月7日
きゃりーぱみゅぱみゅ
授賞式もクライマックスに向かっている中、きゃりーぱみゅぱみゅさんの登場です。きゃりーぱみゅぱみゅさんは「BEST MUSIC FRIENDS」と「BEST ART DIRECTION」のダブル受賞。「最&高」のアートディレクションは田中秀幸さん。きゃりーさんはMVの制作秘話などを語っていました。また、スペシャとの6年の繋がりを喜び、思い入れをコメント。番組を大切に考えていることが伝わってきました。
その後スペシャルメドレーを披露してくれました。有楽町でいやほい!
「BEST MUSIC FRIENDS」、「BEST ART DIRECTION」はきゃりーぱみゆぱみゅがダブル受賞! #スペシャアワード pic.twitter.com/JS21nPDJfQ
— TOKYO MUSIC ODYSSEY (@TYOMUSICODYSSEY) 2017年3月7日
後編へ続く!
Suchmosのライブに揺れた会場、スペシャミュージックアワード2017に行ってきた【前編】 - soyever
Suchmosのライブに揺れた会場、スペシャミュージックアワード2017に行ってきた【後編】 - soyever
東京フォーラムでいやほい!